【医師監修】お酒を飲んだ日の“スキンケアルーティン”完全ガイド

Beauty

── 肌荒れ・乾燥・くすみを防ぐための、夜と翌朝のケア法


はじめに

「楽しく飲んだ翌日、鏡の中の自分にがっかり…」
そんな経験、ありませんか?

アルコールは体内での分解時に水分・ビタミン・抗酸化物質を消費し、
肌にとっては“乾燥・くすみ・むくみ”などのトラブルの原因となりやすい存在です。

しかし、飲酒後に適切なスキンケアと体内ケアを行えば、肌への影響を最小限に抑えることは可能です。

今回は、医師の視点から「飲んだ日の夜」と「翌朝」に行うべきスキンケア習慣を、ステップごとにご紹介します。


🍷 飲んだ日の夜のスキンケアルーティン(全5ステップ)


✅ STEP 1:メイク・皮脂・大気汚染物質を“確実に”落とす

お酒を飲んだ日ほど、クレンジングは丁寧に行いましょう。
アルコールによって皮脂分泌が増えやすくなっており、毛穴詰まり・くすみ・吹き出物の原因に。

● ポイント:

  • オイルやバームタイプでしっかり乳化させてから洗い流す
  • 洗顔後はつっぱらないよう、保湿力のあるものを選ぶ

✅ STEP 2:水分と抗酸化成分を“与える”

飲酒後の肌は、目に見えない「インナードライ」状態になっています。
このときに必要なのは、保湿と抗酸化のWアプローチです。

● おすすめ成分:

  • ヒアルロン酸、セラミド:バリア機能回復
  • ビタミンC誘導体、ナイアシンアミド:酸化ストレス軽減+くすみケア
  • アラントイン:アルコールによる微細な炎症鎮静に

● テクニック:

  • コットンパックで水分をしっかり入れてから、美容液+クリームでフタを

✅ STEP 3:目元と口元は“特別ケア”

飲んだ日は、目元のむくみ・口角まわりの乾燥ジワが特に出やすくなります。

● ケア方法:

  • アイクリームで目元をマッサージ
  • 唇にはビタミンE配合のリップパック
  • デコルテや耳まわりも軽く保湿マッサージ(血流促進)

✅ STEP 4:体の内側の回復も忘れずに

スキンケアは外側からだけでなく、体の内側のケアも不可欠です。

● 必ずやっておきたいこと:

  • 常温の水 or 白湯をコップ1~2杯飲む
  • ビタミンC or B群を含むサプリメントを1回分摂取
  • 入浴後すぐに寝るのではなく、30分はあけてから就寝する

✅ STEP 5:早めに寝る+スマホをオフに

飲酒後は、睡眠の質が落ちやすく、肌の回復力も下がります。

● コツ:

  • 寝る30分前からスマホやPCを見ない
  • 真っ暗よりも間接照明で副交感神経を優位に
  • ハーブティーや軽い読書でリラックスする

🌤 翌朝のスキンケアで「リセット力」を高める!


✅ 起きたらまず「白湯」で内側から目覚めさせる

寝起きの白湯は、内臓を温めて代謝と排出力を高めます。

  • 便秘改善 → 肌の毒素リセット
  • むくみ軽減 → 顔の引き締め効果
  • 肝臓のデトックス → くすみの元を排出

✅ 洗顔はぬるま湯+酵素系洗顔でやさしく古い角質を除去

お酒による代謝不良で、古い角質がたまりやすく、肌がゴワつきがちになります。

  • 酵素系・クレイ系洗顔で優しくオフ
  • 洗いすぎに注意!朝は“整える”ケアに徹する

✅ 朝のスキンケアは「水分→保湿→UVケア」の順で!

  • たっぷりの化粧水で水分補給
  • 抗酸化成分配合の美容液(ビタミンC・フェルラ酸など)
  • 軽いテクスチャーのクリーム or ジェルで保湿
  • 忘れずに日焼け止め!(飲酒翌日の肌は紫外線に敏感)

医師からのひとこと

飲酒そのものが肌を“台無し”にするわけではありません。
本当に差がつくのは、

「飲んだあとの48時間、どう肌と向き合ったか」

です。

飲酒はあくまで“生活の一部”。
その一部を、美容の視点で整えることができれば、
肌も心も、崩さずに楽しむ力がきっと育ちます。


まとめ

  • 飲酒後は「インナードライ」「酸化」「むくみ」に注意
  • クレンジング・保湿・内側ケアの3本柱がポイント
  • 翌朝は白湯・酵素洗顔・ビタミンケアでリセットを
  • 肌と上手に向き合うことで、飲む習慣も美に変えられる

次回は、シリーズ最終回として
“飲む美容”はどこまで可能?アルコールとうまく付き合うための10のヒント」をお届けします。
どうぞお楽しみに🍷💆‍♀️✨

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