【医師監修】SNSとの“ちょうどいい”距離感とは?心と肌を守る7つの習慣

Beauty-Health

はじめに

InstagramやX(旧Twitter)、TikTok…。
SNSは私たちの生活に欠かせない存在となりました。情報収集、人とのつながり、自分自身の表現。便利で刺激的な反面、気づかないうちにストレスや自己否定を感じてしまう人も少なくありません。

「SNSを見ると、なんとなく疲れる」
「人の投稿に心がざわつく」
「肌荒れや睡眠トラブルが続いている」

そんな方は、SNSとの“距離感”が乱れているサインかもしれません。

今回は、医師の立場から、SNSと健康的に付き合うための7つの習慣を、美容・メンタル両面から解説します。


1. SNSを「見る時間」を決める

無意識のスマホチェックが習慣になると、脳と自律神経が休まる時間が失われます。
おすすめは「朝起きて1時間は見ない」「寝る1時間前はオフ」の2つ。

朝は脳をリセットする時間、夜は睡眠ホルモン・メラトニンを整える時間。SNSによる情報の波は、それを乱す原因になります。


2. 「発信専用」の日を作る

投稿だけして、他人のフィードは見ない日を作ると心が安定しやすくなります。

SNSで疲れる原因の多くは「他人の投稿を見たときの自己評価の揺れ」です。
発信は前向きでも、受信がマイナスに傾くなら、“見る”と“投稿する”を分けるのが効果的です。


3. 「フォロー整理」は心の整理

自分にとって本当にプラスになるアカウントだけをフォローしていますか?

  • 美容・健康に前向きな情報
  • 気分が明るくなる言葉
  • 過度な加工や非現実的なライフスタイルを押しつけない人

フォローは“心の食事”。見る内容は、自分の精神状態や美容意識にも影響を与えます。


4. 「SNSを見ない日」を週1回つくる

“SNS断食デー”を週1回設けることで、脳・肌・自律神経が回復します。

SNSから離れることで、以下のようなメリットが実感しやすくなります:

  • 肩こり・目の疲れが軽減
  • 夜の寝つきがよくなる
  • 肌のツヤが戻る
  • 気分が穏やかになる

5. 情報は「検索」ベースに切り替える

SNSはアルゴリズムにより、「今の自分に必要でない情報」までどんどん流れてきます。
必要な情報はSNSよりもGoogle Scholarや信頼性の高いWebメディアで検索することで、情報疲れを防げます。

特に医療・美容・健康に関することは、発信者の信頼性も重視しましょう。


6. “自分だけのSNSルール”を紙に書く

SNSに時間を取られすぎたり、心が乱された経験がある人は、
「SNSとのルール」を手書きでまとめておくのがおすすめです。

例:

  • 夜は20時以降は見ない
  • フォローは3か月に1回見直す
  • 自分の投稿を見直すのは1回まで

意識的に距離を保つだけで、心にも肌にも余白が生まれます。


7. 「リアルの人間関係」を忘れない

SNSの中のつながりは便利ですが、心を満たしてくれるのは“リアルな関係”であることが多いです。

会話、表情、ふれあい、沈黙の共有――そうした非言語的なやりとりが、孤独感を和らげ、セロトニンやオキシトシンといった“幸福ホルモン”の分泌を促します。


医師のひとこと

SNSは、私たちに多くの利便性とチャンスを与えてくれました。
しかし同時に、自分自身をすり減らしてしまう道具にもなり得ます。

心と体の健康、そして美容を守るためには、SNSとどう付き合うかを見直すことが必要です。
「情報よりも、いまの自分の感情を大切にする」
それが、ストレスフリーで健やかな美しさを育む第一歩です。


まとめ:SNSは“使うもの”であって“支配されるもの”ではない

  • SNSは美容やメンタルに影響を与える大きな存在
  • 時間・内容・距離感を整えることで、自分らしさを保てる
  • 週に一度でも「SNSを見ない日」をつくるのが効果的

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