肌荒れの原因にはさまざまなものがありますが、「ストレス」はその中でも見落とされがちかつ非常に大きな要因のひとつです。
ストレスを感じているときほど、無意識のうちに肌に悪い習慣をとってしまうことも…。今回は医師の視点から、ストレス肌の悪化を防ぐために“やってはいけない5つのNG習慣”をご紹介します。
1. 【触る・つぶす】ニキビをいじる癖
ストレスでできたニキビや吹き出物、つい触ってしまったり、つぶしてしまった経験はありませんか?
これは肌荒れの悪化をまねく典型的なNG習慣。
指先には雑菌が多く、ニキビ部分を触ることで炎症が広がるだけでなく、色素沈着やクレーターの原因にもなります。
2. 【スキンケアを変えすぎる】“迷走ケア”
肌荒れがひどいと、「新しい化粧水を試してみよう」「この美容液が効くかも」と次々にケアを変えてしまいがち。
しかし、ストレスによる肌荒れは一時的なバリア機能の低下が主な原因。
刺激の強い製品や慣れていない成分を使うと、かえって悪化することがあります。
✅ まずは保湿+シンプルケアを徹底して、肌を休ませることが大切です。
3. 【甘いもの・カフェインのとりすぎ】
ストレス時にはつい甘いお菓子やカフェインに手が伸びてしまいますが、これも肌荒れの大敵。
糖分は皮脂の分泌を促し、炎症を引き起こす原因に。
また、カフェインは自律神経を刺激し、睡眠の質を下げ、肌の回復力を妨げることも。
▶︎ 我慢は禁物ですが、少量にとどめる+水分補給を意識するとよいでしょう。
4. 【寝不足のままスマホ・SNS】
ベッドに入ってもSNSや動画を見続けてしまう…これも多くの人が陥るNG行動です。
ブルーライトは体内時計を乱し、睡眠の質を下げることで肌の再生を妨げます。
さらにSNSでの比較や情報過多も、ストレスを増大させる原因に。
💡「スマホは寝る30分前にオフにする」が、美肌づくりのコツです。
5. 【“なんとなく”でサプリや漢方を選ぶ】
最近は「肌荒れに効く!」とうたったサプリメントや漢方薬も増えています。
ただし、体質や原因に合っていないものを服用しても効果が得られず、むしろ副作用が出ることも。
とくにストレス性の肌荒れは「胃腸虚弱」や「ホルモン変動」が背景にあることも多く、自己判断には限界があります。
➡︎ 気になるときは皮膚科や内科で相談するのがベストです。
まとめ:肌が荒れたときこそ“守り”を意識して
ストレスによる肌荒れは、がんばりすぎた心と体のサイン。
そんなときこそ、**新しいことを始めるよりも、やりすぎていることを控える「守りの美容」**が重要です。
💆♀️やさしく洗う
💧しっかり保湿
😴よく寝る
🍵少し休む
この4つを意識するだけで、肌も心もじわじわと回復していくでしょう。
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