1week story 〜美肌は腸から!腸活beauty〜 ②

Beauty

朝ごはんで肌が変わる?美肌菌を育てる腸活モーニング


はじめに

「最近、肌の調子がイマイチ…」そんなとき、スキンケアに目を向けるのはもちろん大切ですが、見落としがちなのが“朝ごはん”。

実は、腸にいい朝ごはんを習慣化するだけで、美肌に近づく可能性があるのです。
今回は、医師の立場から、腸内環境を整えるためのおすすめ朝食と、気をつけたいNG食品についてご紹介します。


腸活と美肌の関係

腸内には「腸内フローラ」と呼ばれる無数の細菌が棲んでおり、肌の状態にも大きく関与しています。
善玉菌が優位な腸内環境は、炎症を抑え、肌荒れや乾燥を防ぐ力があるとされています。

つまり、腸内環境=肌の鏡
腸活を意識した朝ごはんで、1日のスタートを美肌モードに切り替えましょう!


医師おすすめ!腸活モーニング3選

✅ ① 納豆+オートミール+キウイ

  • ポイント:発酵食品(納豆)水溶性食物繊維(オートミール・キウイ)
  • 納豆に含まれるナットウキナーゼ納豆菌は、腸内の善玉菌を増やす効果があり、オートミールは水溶性食物繊維が豊富で、腸内をやさしく整えます。

キウイは、ビタミンCが豊富で美肌にも◎。さらに酵素の作用で消化も助けます。

おすすめレシピ:

  • オートミール30g+お湯か豆乳でふやかし
  • 上に刻んだキウイ+ナッツ少量+はちみつ
  • 納豆はごはんにかけず、そのまま単品でOK!

✅ ② 甘酒ヨーグルト+バナナ+くるみ

  • ポイント:発酵食品(甘酒・ヨーグルト)+オリゴ糖(バナナ)+良質脂質(くるみ)
  • 甘酒は「飲む点滴」とも呼ばれ、ビタミンB群やアミノ酸が豊富。
    ヨーグルトと一緒に摂ることで、乳酸菌の定着が高まりやすくなります。

バナナは腸内の善玉菌のエサになる「フラクトオリゴ糖」を含み、くるみのオメガ3脂肪酸が抗炎症に働きます。

おすすめレシピ:

  • プレーンヨーグルト150gに甘酒大さじ2を混ぜる
  • バナナ1本をスライスし、くるみを砕いてトッピング

✅ ③ ぬか漬け+雑穀米+味噌汁

  • ポイント:発酵食品(ぬか漬け・味噌)+多様な穀物
  • 和食スタイルの腸活モーニング。ぬか漬けには乳酸菌、味噌には麹菌と酵母が豊富に含まれており、朝にピッタリ。

雑穀米に含まれるポリフェノールミネラルも、腸内細菌のバランスをサポートします。

ひと工夫ポイント:

  • 味噌汁はインスタントでも無添加タイプを選ぶと安心。
  • ぬか漬けは市販でも“無添加・乳酸菌入り”の表記をチェック。

腸内環境に悪い朝食とは?NGフードに注意

せっかく発酵食品や食物繊維を摂っても、以下のような食品が加わると腸内環境を悪化させることがあります。


❌ 加工肉・ソーセージ・ベーコン

  • 脂質・添加物が多く、悪玉菌のエサになりやすい。
  • 特に硝酸塩や保存料が腸内に負担をかけることも。

❌ 菓子パン・砂糖入りシリアル

  • 高糖質・高脂質で血糖値を急上昇させる。
  • 腸内の悪玉菌を増やし、肌の炎症やニキビの原因に。

❌ コーヒーだけで朝食を済ます

  • 胃腸が空のままカフェインを摂ると、腸の刺激になりすぎることも。
  • 便秘傾向のある方は特に注意!

朝ごはんを“腸活チャンス”に変えよう

朝は腸が最も活発に動く時間帯。
このタイミングで良質な発酵食品や食物繊維を摂ることで、腸内フローラが整い、肌の状態も安定しやすくなります。

しかも、腸が整うと以下のような変化が期待できます:

  • 吹き出物の減少
  • 便通の改善
  • 肌のトーンアップ
  • 朝からエネルギーが湧く感覚

医師のひとことアドバイス

「朝ごはんは抜く派だったけど、納豆とオートミールを始めたら肌がツヤツヤに」
そんな声、実際によく聞きます。

高価な美容液に頼る前に、朝ごはんを見直すこと。
これは、肌と体、どちらも根本から整える“医師おすすめの美容法”です。

参考文献
The Gut-Skin Axis in Health and Disease: A Paradigm with Therapeutic Implications
Gut Microbiome and Its Role in Skin Health
Effect of Fermented Food Consumption on the Gut Microbiota and Skin Health: A Pilot Study
Gut Microbiota Regulation of Tryptophan Metabolism: Key Roles in Intestinal Inflammation, Immune Regulation, and Behavior
Probiotics and Prebiotics for the Skin: Facts and Controversies


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